チーズの始まりはいつ？

ピザやパスタのトッピング、またお酒のおつまみとしてもチーズを頻繁に食べるという方は日本人の方でも多いことでしょう。私たちがほぼ毎日口にする食材の一つチーズですが、チーズにどんな歴史があるかご存知ですか？今回この記事では、チーズの始まりについて、ご紹介していきます。

1：チーズの始まり

チーズの歴史や起源とされている情報には諸説ありますが、最も古いものでは何と紀元前6000年にはすでにチーズは作られていたのではないか？と言われています。それは、羊や牛を放牧し始めた時期とほとんど重なります。チーズの始まりは羊や山羊を飼育していたその時代に遡り、人類が作った最も古い発酵食品の一つと言われているんです。チーズは、生乳とそのタンパク質を凝固させる酵素が必ず必要ですが、その昔ミルクを保存する入れ物として利用していた動物の胃で、偶然生乳とタンパク質凝固成分が組み合わさり、チーズとホエイに分かれたのではないか？という説が有力です。場所は現在のシリアの近く、歴史上で言うと古代オリエント文明がさすメソポタミア文明が最も栄えたエリアです。

2：チーズが始まった理由

では、チーズの始まりにはどのような背景があるのでしょうか？それには、食べ物をもっと長い期間保存するという考え方と関係があります。メソポタミアエリアでは、原始的な牧畜や狩猟がメインの食べ物を確保する方法でした。動物のミルクを利用してチーズを作れば、もっと長い間食べ物を保存することができます。それが、チーズの始まりです。