やっぱり深い歴史あり!ヨーロッパのチーズ

イタリアやフランス・ドイツ・ギリシャなど、世界のチーズ大国として知られている国の多くは、ヨーロッパです。古き良き伝統食として、チーズは今も語り継がれていますが、ヨーロッパのチーズの歴史はどのようなものかご存知ですか?
1:初めてのチーズはギリシャ?
歴史に記録が残っている最も古いチーズは、古代ギリシャ。それは、何と紀元前8世紀にまで遡るものです。その記録の中では、チーズとワインをセットとして楽しんでいたというもの記述があり、そんな昔からチーズとワインを楽しんでいたとは驚きです。どのようなタイプのチーズだったのかについての記録は残っていませんが、神様への捧げものとしても用いられていたということから、高級品として扱われていたことがわかります。その後、ローマ時代に入り、兵士たちがヨーロッパ全域にチーズという食材を広めて行きました。そこから、各国独特の特徴あるチーズが作られるようになり、保存食としても人気を高めたのです。
2:ヨーロッパでのチーズ不遇時代
いつもヨーロッパではチーズは人気だったかと思いきや、どうやら不遇の時代もあったようです。ローマ帝国が滅びてからは、人々がヨーロッパ全域を自由に行き来することが難しくなり、一時的には不遇時代を経験しました。高級品というイメージはなくなり、農民が楽しんだり税金として収められたりと、かなり庶民的な食材と変化したのです。その後、チーズの作り方は農民へと伝えられ、各家庭でも生産されるようになり、現在に至ります。