酸味が少なく風味が爽やかなフレッシュタイプ

■熟成しないから食べやすいフレッシュタイプ
生きた乳酸菌や酵素の働きによって熟成させるナチュラルチーズの中でも、最も酸味が少なくて風味が爽やかで食べやすいチーズと言えば、フレッシュタイプではないでしょうか。このタイプは、原料に乳酸菌と酵素を加えて固め、水を切っただけというプロセスで作られていて、熟成という工程を持たないのが特徴です。熟成させないので、酸味がほとんどなく、他のチーズと比べると水分が多いので柔らかく仕上がります。ペースト状とか粉末状になっているチーズの多くは、このフレッシュタイプと言われています。
■フレッシュタイプは食べやすいチーズばかり
フレッシュタイプに分類されるチーズはたくさんあります。例えば、ピザなどに使われるモッツァレラチーズや、チーズケーキの原料としても使われるクリームチーズもまた、フレッシュタイプに属しています。その他には、リコッタチーズやカッテージチーズ、マスカルポーネチーズなどもフレッシュタイプです。
フレッシュタイプのチーズの中には、フロマージュブランという脂肪分0%のヘルシーなチーズもあります。白いチーズとして人気があり、ダイエット中の人には一押しのチーズです。
■フレッシュタイプの使い方
酸味や独特の風味が少なく、存在感を主張しすぎないフレッシュタイプのチーズは、そのまま食べても美味しいですし、お菓子や料理などに使いやすいのが魅力です。他の食材を邪魔しないという点では、用途が広く、汎用性が高いタイプのチーズと言えます。