バリエーションが高いから使いやすいハードタイプのチーズ

■食べやすくて活用の幅が広いハードタイプ
ハードタイプのチーズは、セミハードタイプと同じように圧力をかけることで水分量を調整し、水分を38%以下にしたものが分類されます。水分が少ないので硬いのが特徴ですが、熟成期間が長いので濃厚な味わいを楽しむことができます。ちなみに、テレビなどでよく見かける穴が開いているチーズの多くは、ハードチーズです。チーズに空いている穴は、熟成する時に内側で炭酸ガスが発生したことによって開けられる穴です。
ハードチーズには、チェダーやエメンタール、ラクレット、バルミジャーノ・レッジャーノなどが分類されます。ハードタイプの中には、プロセスチーズの原料として使われるものもあります。
■ハードタイプの切り方と食べ方
ハードチーズは硬いので、切り分ける際にはスライサーを使って薄めにカットするのが一般的です。薄くスライスすることによって、旨味を堪能できるというメリットはありますが、スライスすると乾燥が進むので、切った状態で保存しないように注意しましょう。
ハードチーズの上手な食べ方ですが、そのまま食べるのならスライサーで薄くスライスするのがおすすめですが、おろし金などを使って細かく卸し、パスタやサラダ、グラタンなどのトッピングとして食べる方法も良いでしょう。風味や味わいが濃厚なので、料理に程よいアクセントを添えてくれます。ショップによっては、すでに卸した状態で販売されているものもあるので、買いやすさで選ぶのも良いでしょう。