料理のアクセントとして使いたい、青かびタイプのダナブルーチーズ

■デンマーク産のダナブルー
ダナブルーは、世界の三大ブルーチーズと呼ばれていてフランス産の青かびチーズであるロックフォールを手本にして作られました。知名度という点ではロックフォールほど有名ではありませんが、チーズ大国のデンマーク産です。もともとは、お手本にしたロックフォールの名前を使ってダニッシュ・ロックフォールとして販売していたものを、本家からクレームが入り、その部分だけを取り除いてダニッシュ・ブルーと変更され、現在では短くなってダナブルーという品種となっています。
ダナブルーは、本家のロックフォールとは大きく異なる点があります。それは、原料には羊乳ではなくて牛乳が使われているという点です。すでに殺菌された牛乳を使っているため、青かびを使って熟成させてもロックフォールのような独特の癖や酸味などはありません。しかし、青かびチーズ特有のピリリとした辛みは健全です。羊乳が苦手だけれどブルーチーズは好きという人なら、おいしくいただけるタイプのチーズではないでしょうか。ただし、ブルーチーズが苦手な人にとっては、ハードルは高めかもしれません。
■ダナブルーはお料理に入れるのがオススメ
ダナブルーは、ニオイや味が青かびチーズ特有のものがあるので、そのまま食べるという方法は、好き嫌いがはっきりと分かれてしまいます。そのため、パスタのソースとして使われたり、サラダのドレッシングなど、他の食材とミックスさせることでマイルドな味わいや風味にしていただくという食べ方がおすすめです。