筒形の円錘台形をしているマコネチーズ

■比較的歴史が浅いシェーブルタイプのマコネチーズ
マコネチーズは、フランスのブルゴーニュ地方で作られたチーズで、2006年に原産地統制名称(AOC)、2010年に原産地保護名称(AOP)に認定されたという、歴史はそれほど長くはありません。この地方ではもともとブドウの栽培が盛んでしたが、斜面などブドウ栽培には適していない場所を山羊の飼育に利用することによって、ブドウ栽培に必要な堆肥を確保していた、ということから、山羊の飼育が活発になり、それがマコネの誕生につながったようです。
マコネチーズは、見た目は円錘をしていてころりとした形が可愛く、表面には若干の白カビが生えているため、見た目はベージュ色をしています。シェーブルタイプのチーズの多くは、表面に灰を塗っているので色はグレー系が多いのですが、マコネは白カビが生えているため、グレーの色はしていません。
マコネの味は、濃密で密度が高いのですが、口の中に入れるととろけるようなまろやかさと上品なテクスチャーを楽しむことができます。チーズの表面には山羊乳が持つ独特の香りなどがありますが、青かびが生えるほど熟成させると、そこにキノコの香りも漂ってきます。
■マコネはどんな食べ方がオススメ?
マコネの食べ方にはいろいろありますが、食後のデザートとしてそのまま食べる方法が人気です。上にジャムやマーマレードなどを乗せて、少量をいただくのが良いでしょう。ワインと合わせるなら、ブルゴーニュ地方産の白ワインなどがおすすめです。