旨味を生かした食べ方がおすすめのボーフォール

■美食家が絶賛した山のチーズ、ボーフォール
フランスで作られているボーフォールは、現地の美食家たちが「チーズのプリンス」として絶賛したことで知られているハードタイプのチーズです。山沿いで作られているのが特徴ですが、6月から10月の季節に作られたものにはEte(エテ)と表記されたり、伝統的な方法で作られたものならChalet d’Alpage(シャレ・ダルパージュ)と表記するなど、いくつかの表記方法があります。
ボーフォールは大きな円盤系をしていて、大きなサイズになると直径が75cm、厚みが16cm、そして重さはなんと70kgにもなります。表面は濃い色をした黄色で固く引き締まっていますが、中はオフホワイトで柔らかく食べやすいのが魅力です。
■ボーフォールはどんな食べ方がオススメ?
ボーフォールは熟成期間が5カ月以上とそれほど長くはないため、チーズ特有の酸味や風味などがそれほど強くありません。そのため、そのまま生食する食べ方も人気があります。ボーフォールの本場となるフランスでは、チーズフォンデュなどのチーズ料理で食べる方法が定番ですが、その他にもキッシュやグラタンのチーズとして使ったり、オニオンスープに使うなど、チーズの風味を生かした料理に使われることが多いです。
ボーフォールは薄くスライスすれば、ワインやビールのおつまみとしても美味しくいただけます。ワインと合わせるなら、赤ワインならコクのあるタイプ、白ワインなら辛口タイプと相性が良いでしょう。