少し硬めだから食べやすいセミハードタイプのチーズ

■癖がないから食べやすいセミハードタイプ
セミハードタイプのチーズは、プロセスの中では圧力をかけながら水分量を38%~46%程度に調整したチーズで、少し硬めで歯ごたえがあるのが特徴です。水分量を減らすことによって保存性を高くし、熟成がゆっくり進むので、味が変わりづらくて長期間長持ちする点が魅力です。酸味やくせが少ないので、チーズが苦手な人でも比較的食べやすいのではないでしょうか。チーズの中には、食べごろ前のものが出荷されるタイプもありますが、セミハードタイプのものは事前に熟成させたうえで、食べごろになったものが出荷されるものがほとんどです。そのため、買ったらすぐに美味しくいただけます。
セミハードタイプには、ゴーダチーズやマリボー、サン・ネクテール、フォンティナなどが分類されます。ブルーチーズは青かびを使って熟成するので硬さは硬めで、硬さという点からいうとセミハードタイプともいえますが、熟成方法が異なるため、セミハードタイプとブルーチーズとは別のカテゴリーに分けられることが多いです。
■セミハードタイプの食べ方
セミハードタイプは、そのまま食べてもくせがないので美味しいですが、存在感がなくアッサリしているものが多いので、他の食材と合わせて食べるのもおすすめです。例えば、ピザとかパスタに使っても美味しいですし、千切りにしてサラダのトッピングにするのも良いでしょう。さらに、ソースに混ぜたり、クラッカーなどと重ねていただく方法も人気があります。