長い歴史を持つノルマンディーチーズ、ポン レベック

■ノルマンディー3大チーズの一つ、ポン レベック
フランス産のポン レベックは、12世紀ごろにはすでに作られていたという長い歴史を持つウォッシュタイプのチーズで、ノルマンディー3大チーズの一つです。他のウォッシュチーズと比べると、風味が控えめになっているのが特徴で、チーズが苦手な人でも比較的食べやすい味になっています。食感は柔らかくて、弾力がありながらもまろやかな風味が魅力のチーズに仕上がっています。味に癖はありませんが、ほのかにミルクとか木の実のような風味を感じることができ、その点はチーズマニアの心をくすぐるポイントにもなっているようです。
ポン レベックは、外観は薄い麦わら色をしていますが、熟成が進むと赤味が増し、食べごろには赤褐色となります。表面には熟成されたスノコ模様がついているのも、ポン レベックならではの特徴と言えます。原料には牛乳を使っていて、ウォッシュには塩水を使っていることもまた、癖が少ない理由の一つなのかもしれません。
■ポン レベックはコクのあるワインと一緒に
ポン レベックは、ウォッシュタイプチーズ特有のニオイが少ないので、チーズが苦手な人でにとっても食べやすいという魅力があります。そのため、素材を生かしてそのまま食べるという方法が良いでしょう。また、チーズの内側はまろやかなので、トーストしたパンに塗って食べても美味しいですし、ドライフルーツやナッツなどと合わせていただくのもおすすめです。
ポン レベックをワインと一緒に楽しむなら、フルーティな赤ワインが良いでしょう。チーズに大きな癖がないので、コクのあるワインを選べば絶妙なバランスを楽しむことができます。