山羊乳の風味と濃厚な味わいを楽しめるクロタン ド シャヴィニョル

■熟成が進むと専用のナイフが必要なクロタン ド シャヴィニョル
直径5cm程度のコンパクトなサイズで、コロッとした形が印象的なクロタン ド シャヴィニョルは、フランスで誕生したシェーブルタイプのチーズです。コロッとした見た目が馬とか羊のフンに似ていることからネーミングされたという説がありますが、他には見た目がCrotと呼ばれる素焼きのランプに似ていることからつけられたという説などもあります。
クロタン ド シャヴィニョルは、熟成期間が短ければ、山羊乳が持つ独特な風味や濃厚な味わいを楽しむことができますが、熟成が進むとどんどん硬さがアップして、専用のナイフを使わなければカットできないとも言われているほどです。そのため、クロタン ド シャヴィニョル用にクロタンナイフというものが販売されています。
■クロタン ド シャヴィニョルのおすすめの食べ方は?
熟成期間が短いものなら、クラッカーやフルーツと一緒に食べることができますし、トーストに乗せて焼くという食べ方も人気があります。しかし熟成期間が長くなると、そのまま食べることが難しくなるため、食べる際にはナイフを使っていただくことになります。クロタン ド シャヴィニョルの本場フランスでは、アツアツに焼いたクロタン ド シャヴィニョルをサラダの上に乗せたクロタンサラダというものが大流行したこともあるほどで、サラダの上に乗せられたチーズを、ナイフでカットしながらいただくという、まるで食事の主役のような食べ方もできます。クロタン ド シャヴィニョルをワインと合わせるなら、軽めの赤ワインや、辛口の白ワインなどがおすすめです。