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フランスで最も生産量が多いコンテ

■長期保存のために作られたコンテ

フランスで作られているコンテは、もともとは厳しく長い冬の間の保存食となることを目的として作られたチーズでした。そのため、比較的大きめで、平均的なサイズは直径が55cm~75cm程度、重さは30kg~45kgほどあります。コンテはフランスでは広く親しまれているチーズで、現在フランスが生産しているAOC認定チーズの中では最も生産量が多いチーズでもあります。

コンテはハードタイプのチーズなので、硬さがあります。ハードタイプチーズの中には、硬くてもしっとり感のあるものもありますが、コンテは水分が少なめでカラッとした硬さを楽しむことができます。旨味がギュッと凝縮されていますが、しつこくなく、嫌みな味ではありません。熟成期間は最低120日間と長いのですが、熟成すればするほど甘味が出て美味しい風味が出るという点は、コンテの大きな魅力となっています。

■コンテの美味しい食べ方

コンテはいろいろな食べ方ができますが、その中でも定番の食べ方は、薄くスライスしたり細くカットしてそのまま食べる方法です。コクがあるので、ビールやワインなどのお酒と合わせても美味しくいただけます。また料理とも相性が良く、グラタンやキッシュなどのチーズとして使われたり、チーズフォンデュなどチーズがメインの料理にも使いやすいでしょう。本場では、オニオンスープにもよく使われています。

コンテはそのまま食べても美味しいチーズなので、野菜やフルーツとコラボさせてピンチョスにしても美味しくいただけます。コンテとオリーブ、トマト、キュウリなどを小さくカットして串に差せば、簡単に作れるフィンガーフードが作れます。

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